「黒の斜面」不朽の名作が40余年を経て、ドラマスペシャルとして復活

ドラマスペシャル「黒の斜面」



飛行機の墜落事故で死んだはずの夫が生きていた。

それなのに、なぜ連絡が来ない・・・

その裏に隠された、思いもよらない秘密とは？

平凡な生活を送っていたはずの夫婦が、

真っ暗な闇へと転がり落ちていくのであった。



あらすじ



お人好しだが、小心者で不器用な男で、

社内でも愛妻家として知られている、

建設会社に勤める夫の辻井高史。



そして、念願のマイホームを購入し新居に引っ越したばかりで、

学生時代に服飾を学んだ腕を生かし、主婦業の傍ら、

帽子工房でデザイナーとして働いている、妻の圭子。


２人は結婚生活１０年でも、誕生日にペンダントをプレゼントするほど仲良し夫婦。



ある日、圭子には見覚えのないキャリーバッグを持ち、高史が帰宅。

いつもは優しい高史が、ピリピリした様子で、

「出張先で使う大事な資料が入ってるから、

キャリーバッグには絶対に触るな」と圭子に忠告。



急遽、高史はその日の最終便で出張に行くことに。

だが圭子は、キャリーバッグの中に

大量の一万円札が詰まっているのを、偶然目撃してしまう。

しかし、圭子はその大金について問いただすことができないまま、高史を見送った。



空港に着いた高史だが、先日、電話で別れを告げたはずの

スナックに勤めるホステスで、父が借金を残して自殺し、

高校を中退して働かざるを得なくなった辛い過去がある、

不倫相手・川上妙子が待ち伏せしていた。

妙子は、長い間、まわりに心を閉ざしてきたが、

偶然にも高史に出会い、

彼が自分を冴えない世界から

救い出してくれる存在のように感じ、

高史に惚れていった。



「奥さんにすべてばらす」と妙子に脅された高史は、

ひと晩、妙子の部屋に泊まってから、明朝の便で出発することに。

そして高史は、婚約者に会いたいと懇願する

若い男・田島誠一に余ったチケットを譲った。



ところが、高史が乗る予定だった最終便が離陸直後に墜落！

高史がシャワーを浴びている最中にそれを知った妙子は、

高史にその事実を隠すことを決意する。



飛行機の墜落事故からしばらく経って、

その報せを妙子から聞かされた高史はがく然！



しかも、チケットを譲った田島が、名義変更をせずに乗ったようで、

生存が絶望視されている搭乗者リストの中に、高史の名前があった。



あわてて圭子や会社に連絡しようとする高史だが、

妙子は「今更、この状況をどう説明するつもり？」と告げる。



一方、飛行機墜落事故に動揺する圭子はというと、

高史の上司・外山光司から

高史に関するある疑惑を打ち明けられた。



高史は大物議員を買収するため、

経理部の女性社員・羽田美雪が

横領した１億円をキャリーバックに入れ、

出張前に会社から密かに持ち出したようだと。



だが圭子はその後、

高史がチケットを譲った田島誠一の婚約者

山名ひとみと出会ったことで、

高史の死に疑問を抱きはじめる。


田島が飛行機が飛び立つ直前、

「“ツジイタカシ”という人にチケットを譲ってもらった」と

電話で、ひとみに話していたという。



高史は事故機に乗っていなかった…!?　

だとしたら生きているはずなのに、

なぜ連絡がないのか…!?　


圭子の中で夫に対する

“黒い疑念”がわき上がってきて…!? 　



その頃、飛行機墜落現場近くの海岸で、

会社の内部監査で1億円を横領した疑いが

明らかになった矢先、無断欠勤していた、

美雪の絞殺死体が見つかっていた。


美雪の殺害事件を捜査するうち、

高史の犯行を疑いはじめる本間刑事。

高史が密かに生きているのではないかと怪しむが…!?


ひたむきに愛を貫く妻・圭子と、

孤独なホステス・妙子が、

不器用な夫・高史をめぐって繰り広げる

女の愛憎バトルも濃密！　

果たして、“黒の斜面”を転がり落ちていく夫婦の運命は…!?



個人的見解



実は会社の上司・外山光司は辻井圭子に思いを寄せ、

辻井高史に惚れている川上妙子と手を組み、

嫉妬心から、仲良し夫婦の絆を裂くことに。

外山光司を好きだった羽田美雪に１億円を横領させ、

辻井高史に罪を着せようとしていたが、

羽田の気が変わり、横領を告発しようとして、

川上妙子に殺害された。



まあ、どんな展開になるかは、

ドラマを見てのお楽しみか。

スポンサーリンク

タグ：黒の斜面 壇　れい 内山　理名 原田　泰造 渡辺　いっけい 遠藤　久美子 佐野　史郎